青山を見渡すオフィス。業務もはかどる工夫のレイアウト
外観 株式会社グラントコーポレーション(以下グラントコーポレーション)は、2007年にめざしている店頭公開を視野に入れて移転を実施した企業だ。「移転先は、流行の発信地でオフィス需要も高い青山界隈で探しました。店頭公開するには、顧客やこれから採用する人たちに対して企業イメージを上げることが重要だと考えた結果です」(グラントコーポレーション総務部係長・岩坂大樹氏)。グラントコーポレーションはオフィス仲介業を営んでおり、好条件のオフィス探しについてはプロフェッショナル。社員全員で探した候補のうち、最終的には青山通りに面したビルでワンフロアを借りることになった。
●イメージカラーを配したユニークで印象的なエントランス
エントランス 企業の顔となるエントランス部は、同社のイメージカラーであるグリーンを使ってモダンなイメージに仕上げてある。また、移転前よりも格段に広くなったエントランスロビーには、待ち合わせ用のオープンブースも確保できた。「社内のレイアウト関連部署と付き合いのあるデザイナーと話し合って決めました。パーティションも同じデザイナーが考えてくれたもの。実は緑のアクリル板をたわませてあるだけで、それほど特別なものではないんです。それでも一度見たら印象に残りますよね」(同氏)
●会議室2室に応接室も確保
会議室 以前のオフィスは約50坪で現在の3分の1くらいしかなく、会議室は外部のレンタルスペースを借りていたという同社。「採用活動に力を入れて社員を増やしていくことが急務なので、移転先では会議室を2部屋に応接室をひと部屋確保しました。以前は一度に一人だけだった面接も、今では複数の場所で同時進行できるようになりましたし、学生を集めてセミナーの実施もしています。立地やオフィスデザインのグレード感もあってか、採用の問い合わせ件数も増えていますよ」(同氏)。
●社員全員にヒアリングして、使い勝手のいい執務スペースを用意
執務スペース

執務スペース
外部に対するイメージアップだけでなく、執務スペースの業務効率アップにも配慮。営業社員から要望や問題点を聞きだし、新オフィスの構築ではさまざまな点で意見を反映させている。たとえば机のひきだし。同社の営業はA4用紙の資料を多く作成するため、ひきだしにはA4用紙を立てて収納できるのが望ましい。このため3段あるひきだしのうち、下の2段を深くして、より多くの資料を保管できるようにした。また、以前は不足していたプリンターの数を増やし、現在は、ひとつのグループにつき1台配置している。
●広めの資料作成用スペースを設置して混雑を解消
資料作成用スペース 前述したように、営業社員は顧客向けに資料を作成する機会が多い。物件情報のファイルが収納された棚の近くに、コピーやホチキス留めなどができる広めの資料作成スペースを確保した。「以前は作業スペースがなかったので、物件ファイルの棚の前に人だかりができてしまっていたんですよ。今回の措置で、各社員の業務効率はかなり改善されたと思います」(同氏)。このようにして、これから入社する人にとっても、すでに社員として働いている人にとっても魅力的なオフィスが完成したのだ。
●グラントコーポーレションのレイアウト図
レイアウト図
会社データ