自社のブランディングを兼ねた移転で、集客力アップや効果的な企業PRを実現
外観 株式会社インテリジェンス(以下インテリジェンス)は、人材紹介や人材派遣を中心に事業展開している成長企業だ。「スペース不足の解消と通信関連設備やセキュリティ面の強化が、今回の移転の直接的な理由です」(インテリジェンス統括本部マネジャー・西田弘氏)。また、同社が移転を検討していた当時は人材サービスという産業自体の認知度が低かったため、ブランディングも重要な経営課題だった。「そこで注目したのが当時建設中だった丸ビルです。東京駅は一日に20万人もの行き来がありますし、丸の内・大手町界隈は上場企業が2100社以上も集積する日本屈指のビジネスエリアです。アクセスがよく、ランドマークとしての機能に優れているため、登録やカウンセリングに訪れるお客様にとって便利であること、設備・セキュリティともに十分な内容になっていること、ステイタスや話題性も兼ね備えていること――すべての点で条件に合う物件でした」(同氏)
●オフィスの集約やレイアウトの工夫で事業効率アップ
オフィス
会議室
インテリジェンスは、移転を機に分散していたオフィスを集約した。座席を事業単位でまとめながら3事業をワンフロアに並べている。「以前よりコミュニケーションが活発になって、業務効率も上がっていると思います。また個々の執務環境が改善されたことや、最先端のビルが勤務先になったことも刺激になって、社員のモチベーションは向上しています」(同氏)。さらに注目したいのが、各事業部専用の会議室を設置したり、経営者の個室を並べて配置してある点だ。こうしたレイアウトの工夫により、部署をまたいだやりとり、部署内での意思統一、経営者間の方針決定など、さまざまなシーンで対応できるオフィスになっているのだ。
●集客力アップを見込んで、カウンセリング用スペースも拡充
社内業務用フロア

来客用フロア
インテリジェンスでは、派遣希望者の登録受け付けや転職希望者のカウンセリングなど、個人向けのサービスも主要な業務になっている。このため、来客用のフロアと社内業務用のフロアを分けてあるのも特徴だ。来客用のフロアには、カウンセリング用のブースを配置。木目調のパーティションやファニチャーを使って、来訪者がリラックスできるように配慮している。「移転により、以前より7〜8割も来訪者が増えました。ある程度の増加を見込んでいましたが、予想以上のものになりました。約50室のブースを設置していますが、近いうちに増設する予定です」(同氏)。
●企業イメージをアップさせるデザインを採用
エントランス
ミーティング
エントランス部分をはじめ、来客の目に入る部分にはブランドパーソナリティを伝える工夫がちりばめられている。「石や木、ステンレス、ガラスといった素材を組み合わせて、当社のブランドパーソナリティである『Intelligence&Humanity』を表現しています」(同氏)。エントランス脇の待ち合わせスペースに熱帯魚の水槽を置いたのも、リラックスムードを高める演出だ。また、リフレッシュエリアは来客が眺望を楽しめるように窓側に設置。喫煙スペース(写真奥)と禁煙スペース(写真手前)をガラスで仕切って、どちらの利用者も開放感を味わえるようになっている。
●綿密な打ち合わせと課題の明確化がカギ
同社は今回の移転で多岐にわたって効果を上げている。「数値化した資料をもとに移転計画を練り上げました。必要な広さや費用対効果などを客観的に設定できたのは、このためだと思います。また、週に1回は移転プロジェクトのミーティングを実施しました。持ち上がった検討課題は翌週までに方向性を決めるというマネージメントを徹底したので、求めるオフィス像を明確にすることができたのだと思います」(同氏)。設計・施工の担当者も次のようにいう。「狙いを明確に示していただけましたし、懸案事項の意思決定も迅速でした。おかげで、ご要望に対する的確な提案や対応ができました」(明豊ファシリティワークス技術部・入生田祐之氏)。
●インテリジェンスのレイアウト図 (27階部分。28階にも執務スペース有り)
レイアウト図
会社データ