ベンチャーならではの個性と、企業としての信頼性を表現
応接スペース 執務スペース(大)  今回取材したのは、港区六本木にあるビルのワンフロアを4つの個室と共用スペースに仕切ったユニークな物件だ。この物件のテナントは、執務時は専用部分を使い、打ち合わせや接客にはミーティングコーナーや応接コーナーが配置された共用スペース(上写真)を使う。会社の顔となる受付(左下写真)や、安価で利用できるベンダー(右下写真)なども含め、単独では確保しづらい部分を共同利用できるため、賃料面での負担が軽減できる。また、物件全体がデザイン性に富んでいて、自社の個性をアピールできたり、機能が整備されたオフィスにいることで企業としての信頼性も印象付けられるというメリットもある。 以降では、各テナントの専用部分について紹介しよう。
●(ISC)2Institute Japanの執務スペース
執務スペース(大)  約24m2の個室に入っているのは、さまざまな事業分野で必要とされる総合的なセキュリティ技術や知識の認定試験を開催する(ISC)2
Institute Japan だ。「本社はアメリカにあって、日本進出の足がかりとしてこちらにオフィスを構えました」(シニアバイスプレジデント・前田泉氏)。同社にとって魅力的だったのは、執務机などの什器類も含めて借りられることだったという。「オフィスの什器類も賃料に含めて借りられれば、最初のセットアップが早くできますし、経営コストも計算しやすい。作業に集中しやすいロケーションや、山手線の内側という立地などもあわせて、さまざまな点で当社の目的にマッチしていたので、下見してすぐに入居を決めました」。
●イースネットの執務スペース
執務スペース(小)  ホームページ制作などを手がける株式会社イースネットは、インパクトを重視してこの物件を選んだ。「親会社からの独立に伴う移転だったので、顧客には会社を改めて印象付けたかったんです。通常のレンタルオフィスでは、なかなか難しいと思っていたところに、この物件を見つけたんです」(代表取締役・大川龍喜氏)。約16m2を4人で使っているため、スペースに余裕はないが「打ち合わせは共用部を使えるので、まずは必要最小限のユニットが入ればいいと思いました。以前は、広いフロアの一角にありましたから、むしろ集中しやすい環境になりましたよ」。
●神戸ベンチャースタイルの執務スペース
会議室  約15m2のスペースには、起業や経営の手法などを情報共有しようという趣旨で集まった神戸のベンチャー企業7社からなる組織が入居している。「この物件は当社が関東地区で企画・プロデュースした初の物件でもあるんです。当社にとってはショールーム的な用途がありますし、他の神戸ベンチャースタイル所属企業にとっても有効活用できそうだということで、共同で入居しました」(株式会社メゾンドデッサン代表取締役・岸田浩二氏)。「IT関連のベンチャーである当社にとっても、東京圏は魅力的なマーケットです。ただし、神戸から単独で進出するのは困難。都心部にこういった足がかりがあれば、実務面でも潜在顧客へのPRとしても非常に役立ちますね」(株式会社シービット代表取締役社長・玉城公一氏)。
●間取図
レイアウト図
 所在地:港区六本木
 取材協力:メゾンドデッサン
・(ISC)2Institute Japan
会社データ

・株式会社イースネット
会社データ

・神戸ベンチャースタイル
会社データ