清潔感と透明感をテーマに設計・施行が可能なオフィスを選定
エントランス部分  トレンダーズ株式会社(以下トレンダーズ)が移転を実施したのは2004年12月のこと。マーケティングサービス、PR代行サービス、ネイリスト派遣事業、女性起業塾というセミナー事業や女性管理職(幹部)人材紹介サービスを行っている。そのため顧客が来社する機会が多いので、「清潔感あるオフィスに迎え入れれば、それだけで事業に対する期待感も高めていただけるのではということで、かねてより移転を検討していました」(プロデューサー・吉岡亜紀氏、以下同)。数ある候補のなかから移転先として選んだのが、恵比寿にある築20年以上のテナントビルだ。「古くても明るくてきれいでしたし、オーナーさんの理解があって、思い切った改修も承諾していただけて、ここならば自分たちの思い描くオフィスを実現できそうだということで選びました」。新オフィス構築にあたっては、天井ボードを撤去して開放感を高めた。「カラーをホワイトで統一して、仕切りにはガラスを多用しました。当社が新オフィスデザインのテーマとした清潔感や透明感を表現できたと思います」。写真は同社のエントランスだが、エレベーターを降りてすぐにこの光景が広がるような設計になっている。来訪者にとっては大きなビジュアルインパクトとなりそうだ。
●イベントが開けるセミナールームを設置
セミナールーム リフレッシュルーム  トレンダーズでは、事業の一環としてグループインタビューや女性起業塾、セミナーを実施する機会も多い。移転前は、参加人員が多いイベントを開催する場合、外部のレンタルスペースを使うことも少なくなかったという。「現在のオフィスでは、最大で50名ほど入るスペースを確保して、用途に応じて2室に仕切れるようにしています」(上写真)。このメリットは大きく、「自社で開催すれば、参加者に当社のイメージを強く印象づけられます。また、イベントに参加したついでに、別部署の社員に会っていくという方もいらっしゃいます。コミュニケーションの活性化という点でも、自社内でイベントを実施する意義は大きいと考えています」。なお、同社では社員専用のリフレッシュルームも確保(下写真)。「昼休みにお弁当を食べたり、ここでちょっと休憩するなど、オン・オフの切り替えの場として使うほか、フランクな意見交換が求められる打ち合わせなどにも使っています」。
●執務スペースは機能性に配慮し、すっきりと
執務スペース 机  今回の移転では、単に見た目を重視するだけでなく、機能面にも配慮したという。その象徴が、実務上のルールも見直したという執務スペースだ。各座席にはあえて袖机を置かず、その代わりに壁一面に扉付きのキャビネットを配置した(上写真)。「実務では、個人情報も含め、守秘義務のある情報を多く扱います。袖机があると、つい書類を出しっ放しにしてしまいますよね。そこで、資料は必要に応じてキャビネットから取り出すというルールにしたんです」。これにより、各社員は、席を外す際に座席まわりにほとんどモノを置かない習慣を身に付けられた。見た目が整然とするのはもちろん、セキュリティ面での効果も高まったという(下写真)。
●社長室はリラックスムードを重視
社長室  社長室にはソファを置き、くつろいだ雰囲気を漂わせている。接客はもちろん、従業員との打ち合わせにも使われるという。「社長室という呼び名から連想するような硬質で緊張をともなう感じではなく、住まいのリビングのような雰囲気を意識しました」(代表取締役・経沢香保子氏)。仕切りにはガラスを使っているため、開放感もあって確かにリラックスできそうだ。ただし、将来、従業員が増えてスペースが不足すれば、ここも執務スペースにしていく予定だ。経沢氏にいわせれば、ここは「今だけの贅沢(笑)」なのだそう。
●トレンダーズのレイアウト図
レイアウト図
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