ブランド力のある立地へ進出 会社の知名度・信頼度を高め、大幅にイメージアップ
株式会社キーウォーカー
会社紹介
株式会社キーウォーカー(以下キーウォーカー)は、コンピューターのシステムやアプリケーションの開発、Webコンテンツの企画・制作などを手がけるIT系企業だ。以前は荒川区西日暮里のオフィスに入っていたが、ワンルームのようなスペースを4フロア分借りていたため、とにかく連携がとりにくかったという。そこで全従業員をワンフロアに集約しようと移転を決定した。また、ロボット知能の開発など、独自性の高い分野でも実績を上げている同社では、移転を先進性のPRにも連動させようと企図。このため、移転先の立地には、時代の先端イメージの強い情報発信地である港区を選定した。最終的には、立地だけでなくビルそのものにもブランド力がある赤坂のアークヒルズに決め、2005年6月に移転した。
>>>人気の立地へ移転し、オフィスもワンフロアに集約
執務スペース  写真のように、移転後は一室に従業員を集めて配置することができた。「広さにもゆとりが出たため、個々の執務環境も大幅に改善されましたね」(キーウォーカー総務部マネージャー・松井氏、以下同)。そして予想以上だったのが、社外へのPR効果だ。「まず取引先ですが、アクセスの利便性がよくなったためか、先方から来社してくださるケースがかなり増えました。また、事業拡張に伴って採用も進めておりますが、月に2名ほどだった応募が、1日に5、6名と激増しました」。ちなみに、移転を決定した時点では、年内に従業員数を30名くらいまで増やす予定だったというが、「予想以上に忙しくなってしまって、実際には既に34名いる状態です」。再びスペースが不足する可能性もあるが、その場合でも「立地の優位性がよく分かりましたから、同じビル内で移転できるよう、交渉しているところです」
>>>小規模ながらフリーアドレススペースも設置
フリーアドレススペース  取引の規模によっては、システムエンジニアを派遣して常駐させることもあるという同社。「こうした社員は、ほとんど直行直帰という形になります。そこで彼らの専門デスクは設けず一角をフリーアドレススペースにして、だれでも使えるようにしてあるんです」。なお、現在他社に派遣する社員に関しては、「なかには年々事業規模を拡張させている取引先もあります。先方の規模が拡大すると、対応する当社側の人数も増やさなければならない。これが、人員増の予定を読みきれない理由のひとつでもあります。経営面ではうれしい誤算ですが、オフィスの広さを考える際には、悩みのタネですね(笑)」
>>>仕切りのある会議室で守秘義務対策
会議室 打ち合わせスペース  キーウォーカーのオフィスには、会議室(写真左)と打ち合わせスペース(写真右)を1室ずつ設置してある。「数は以前も同じでした。ただ、前は執務スペースの一角をローパーティションで区切っただけでしたから、ミーティング中の会話がもれ聞こえてしまうんですね。取引先との打ち合わせなどでは必要以上に気を使わなければならないなど、使い勝手が良くなかったんです」。そこで、新オフィスの会議室は天井面までしっかり仕切った。また、打ち合わせスペースとともに、執務スペース外に設置したため、まわりの目や耳を気にしないで済むようになっている。
>>>受付を設けて“会社の顔”も整備
受付  ロゴをあしらい、来訪者用の内線電話も置いてある受付。「以前は、住居としても貸し出している物件に入っていたため、外から見ただけでは会社だかひとり暮らしの部屋だが分からなかったんです(笑)。前のオフィスも知っているお客様からは、“やっと会社らしくなったね”と笑われます」。小規模オフィスでは、受付の設置までなかなか手がまわらないという会社が多いが、「逆にきちんと整えておけば、初めて来社なさる方にも、安心感を持っていただけます。設置してから大切さを痛感するようになりました」
>>>キーウォーカーのレイアウト図
レイアウト図
会社データ

text by 竹内太郎
photo by 木内 博