成長とともに変化するワークスタイルに合わせて機能を強化
株式会社リアルコミュニケーションズ
会社紹介
株式会社リアルコミュニケーションズ(以下リアルコミュニケーションズ)は、インターネットを活用した卸売事業や通販事業などを手がけるIT系ベンチャー企業だ。2003年の会社設立時には10名だった従業員も現在は50名と、成長とともに増加。これまでは、同ビル内での増床などで人員増に対応してきたという。しかし、事業の拡大とともに顧客向けの説明会やパートナー企業との打ち合わせなどの機会も増えたため、移転を決意。りんかい線の品川シーサイド駅に直結した新築オフィスビルを選択した。不足していた打ち合わせスペースを増設したり、各セクションの業務スタイルに考慮したゾーニングを実施して、オフィスのパフォーマンスを向上させた。企業の成長に合わせたオフィス機能の強化法を見ていこう。
>>>エントランスとミーティングスペースを融合
エントランス ミーティングスペース  上の写真は、リアルコミュニケーションズのエントランス。デザイン性に富んでいて、企業然とした感じが伝わってくる。「以前は、エレベーターを降りたらすぐに執務スペースという感じでしたから、セキュリティ面でも対外的に信頼を上げるためにも、きちんとしたエントランスを設置するのが課題のひとつだったんです。古くからお付き合いのあるお客様などには、よく驚かれますよ(笑)」(リアルコミュニケーションズ ストラテジックルームチーフ・亀川将寛氏、以下同)。ユニークなのは、社名の入ったパネルを囲むようにミーティングルーム(下写真)が配置されている点。「お客様やパートナー企業との打ち合わせ頻度も上がりましたので、以前は2カ所だったミーティングスペースを6カ所に増やしました。エントランスと併設することで、ビジュアルインパクトを与え、なおかつ動線も便利でセキュリティ面でも有効だと思います」
>>>業務スタイルに配慮して執務スペースをゾーニング
営業用執務スペース システムエンジニア用執務スペース  今回の移転では、各セクションのワークスタイルに合わせて執務環境を整備。アクティブで人の出入りが多い営業グループ(上写真)、集中してデスクワークに取り組む必要のあるシステムエンジニアグループ(下写真)、両グループの間にある管理部門と、大きく3カ所にゾーニングした。「以前は、とにかく人を収容することが優先事項になってしまっていたので、働きづらいと感じる社員も多かったと思います。今は、他のセクションと適度な距離を置いているため、気兼ねすることも邪魔されることもなくなりました」。なお、3年前の移転直前の従業員数は25名だったが、現在は50名。さらに20名は増員可能な広さになっている。「事業計画から、70名くらいが適度な規模だと考えたので、それに見合う広さとしてこのオフィスを選びました。今はデスクの数にも余裕があるので、空席は学生を招いてインターンシップを実施するときなどに使っています」
>>>大型会議室でのサービス説明会で顧客の来社を促進
会議室  もうひとつ、オフィス機能強化として挙げられるのが、最大で50名収容できるという大きな会議室の設置だ。「従来は営業担当が出向いて個別にサービス内容などを説明していました。しかし、弊社の提供するサービスやシステムに興味を持っていただけるお客様が増えてきたことから、新事業の立ち上げ時などにはここを使ってセミナー形式の説明会を実施しています。おかげさまで前回の説明会も盛況でしたが、同時に当社のオフィスをご覧いただくことで、認知度を高めるのにも役立っています。ほかに、全社会議でも活用できるなど、思った以上に用途が広いですね」。企業の成長に応じて必要なスペースや機能を増強していくことで、さらなるビジネスチャンスの拡大につなげられるといえそうだ。
>>>再開発地区の新築ビルで、利便性や快適性も向上
窓からの眺望 窓からの眺望  同社が入居しているのは、再開発で誕生したオフィスビルの15階。大きめにとられた開口部からは、写真のように東京湾や都心部を望める。「当社にいらっしゃったお客様にも喜んでいただけますが、新築ということもあわせて社員も気持ちよく働けます。また、このビルは駅と直結しているのでアクセス面の利便性も高い。今回の移転で、全般的にオフィスのパフォーマンスを向上することができたと思います」
>>>リアルコミュニケーションズのレイアウト図
レイアウト図
会社データ

text by 竹内太郎
photo by 飯田照明