株式会社トラフィックゲート
会社紹介
アフィリエイトプログラムや検索連動型広告などフィーベースのマーケティング事業を手がけているトラフィックゲートは、2001年にIT関連大手の出資で誕生した企業だ。都心から離れた目黒区祐天寺のオフィスで事業規模を拡大してきた同社は、従業員増にともなって移転の検討を始める。各クライアントに出向きやすい都心立地であること、複数フロアに分散していたスペースをフラットに配置できることなどを条件に移転先を探し、都内でも屈指のビジネス街である虎ノ門の物件を選んだ。新オフィスの構築では、執務環境の向上と採用強化につなげるべく、さまざまな試みを実施したという。そんなオフィスの強化手法を見ていこう。
>>>デザイン・機能ともにグレードアップしたエントランス
エントランス  トラフィックゲートでは、移転実施の前年から新卒採用にも本格的に取り組んでいる。「そのため、オフィスのたたずまいで信頼性の高さをアピールすることも重要視しました」(トラフィックゲート経営管理部長・八木正夫氏、以下同)。新オフィス構築において、そんな側面を色濃く反映しているのがエントランスだ。スペースを以前より広く確保したうえで、社名のロゴを配したパネルを設置。パネルを円弧状にしてあるのは、デザイン性を高めるためだけでなく、共用部の廊下からでも社名がすぐに目に入るようにという配慮でもある。「以前のオフィスをご存じのお客様の多くから“立派になったね”と言っていただけますが、エントランスの印象が大きいのではないかと思っています」
>>>職務内容や部署間の連携を熟慮した執務スペース
執務スペース 技術開発部  執務スペースのレイアウトにあたっては、各部署の職務内容や連携頻度を見直したという(上写真)。「業務上、やり取りの多いアカウントグループとメディアグループは隣接させました。また、守秘義務を伴う業務を扱う機会が多い管理部門は、他部署と適度な距離感を持たせるため、間にストレージを置いています」。事業のコア部分を司る技術開発部は、パーティションで完全に仕切って施錠管理している(下写真)。なお、座席は約100席が設置済みだ。「現時点で従業員数の約110%にあたりますが、座席間を詰めれば、さらに10席くらいは追加できます。今後、社員が増加しても来年度末までは対応できる計算です」
>>>ミーティングの増加に対応して会議室も増設
役員室 大会議室  以前のオフィスでは、小会議室が2室に大会議室が1室という構成だった。「従業員増にともなってミーティングや商談、採用面接などの機会も増えています。移転直前は、会議室が不足して、社内ミーティングは外の喫茶店を使うことも少なくありませんでした」。そこで、新オフィスでは小会議室を1室増やしたほか、役員室内にもミーティングテーブルを設置した(上写真)。また、大会議室には新たにテレビ会議システムを導入した(下写真)。「今回の本社移転に合わせて、大阪にもオフィスを構えたためです。お互いに現地にいながら顔を突き合わせて会議できるので、重宝していますよ」
>>>従業員がリフレッシュできるスペースも新設
リラクゼーションスペース  今回の移転で新設したのが、リラクゼーションスペースだ。「以前は喫煙スペースだけでしたが、今回はタバコを吸わない従業員にもリフレッシュできる場を提供しようと考えました」。ちょっとした仮眠に使ったり昼に弁当を食べるなど、さまざまな形で利用されていて、従業員からも好評だという。「以前の喫煙スペースでは、何気ない雑談のなかからビジネスに有用なアイデアが生まれることが多かったんですね。こうしたいい効果を拡大させたいという狙いもあります」。ビジネスの中心地に移ることで機動力を上げるとともに、執務環境やデザイン性も向上させたトラフィックゲート。新オフィスは、社内外に企業の成長をアナウンスしつつ、さらなる成長路線への促進剤としても機能しているようだ。
>>>トラフィックゲートのレイアウト図
レイアウト図
会社データ

text by 竹内太郎
photo by 飯田照明