デスクはレイアウト変更しやすく、一体感あるV字形を採用
フューチャーアーキテクト株式会社
会社紹介
ITコンサルティング事業を手がけるフューチャーアーキテクトが移転を実施したのは2007年1月。移転を検討した直接のきっかけは従業員数が増えて手狭になったことだったが、その後、他企業との合併も決定。さらに従業員数が増えていくため、従来の約900坪から倍近い広さを確保できることや、できるだけフロアを分けずに配置できることなどを条件に物件を探したという。結果、大崎の再開発エリアに誕生した最新鋭のオフィスビルを選択。移転に伴い、労働環境の向上を課題にしたというオフィスの様子をご紹介しよう。
>>>緑をあしらい“癒やし”をテーマにしたエントランス
エントランス  フューチャーアーキテクトのエントランスは、中央部にグリーンが大胆にあしらわれ、ガラスの仕切りには水を流すなど、インパクトあるデザインになっている。「もちろん、来訪者に自社を強く印象づけたいという狙いもありますが、従業員のためでもあるんです。当社の実務では、遠方出張が多いなど、ハードな一面があります。そこで、帰社した際に少しでもほっと安らげるような癒やしの効果を取り入れたかったんです」(フューチャーアーキテクト コーポレートファミリーサービス室・大賀智也氏、以下同)
>>>リラックスした打ち合わせに使えるバーラウンジも
バーラウンジ ミーティングルーム  移転後のフューチャーアーキテクトが入居しているのは、同ビル内の2フロア。このうち、上階の約3分の1は、エントランスも含めた来客用スペースに充当している。上の写真はオープンなバーラウンジで、リラックスした話し合いを想定したスペースになっている。「こういう場の大切さは以前から認識していたので、移転前のオフィスにも確保していました。ただし、執務スペース内だったので、必ずしもリラックスして会話ができるというわけではありませんでした。そこで今度は、執務スペースから完全に独立した場所に設置しました」。もちろん下写真のような個室タイプのミーティングルームも、広さやデザインにバリエーションをつけて10室用意。それぞれに映画のヒロインの名前を付けて、親しめるように工夫しているという。加えて、研修用のトレーニングルームや120人収容可能なセミナールームも設置。内容や規模に応じて、あらゆる用途に対応できるようにしてある。
>>>レイアウトの自由度が高いV字形デスクを採用
執務スペース 多目的スペース  執務スペース(上写真)には、移転を機にV字形のデスクを導入した。「当社では、プロジェクトごとにチーム編成が変わるので、席替えの頻度が高いんですね。以前はオーソドックスな長方形のデスクでしたが、V字形のほうがレイアウトの自由度が高く、チームの一体感も醸成しやすいんです」。また、下フロアの約4分の1は、従業員向けの多目的スペースに充てている(下写真)。多人数が一堂に集まれる一角や、ソファを置いた一角、畳敷きになった一角など、広大なオープンスペースのなかにさまざまな空間が用意されている。「当社では、リビングと名づけています。昼どきにランチを食べたり、従業員同士のミーティングに使ったり、小休止をとったりと、各自が自由に活用しています」。作業に集中したいとき、気分を変えたいとき、活発に意見交換したいとときなど、さまざまなワーキングスタイルに最適な場所を用意することで、働きやすさを高めているわけだ。
>>>キッズルームの新設など福利厚生にも配慮
キッズルーム  同社は、移転を機に福利厚生面も充実させたというが、その一端はオフィスのつくりにも表れている。例えば、写真のキッズルーム。「このようなスペースを新たに設けることで、例えば育児休業中の従業員でも研修などに参加しやすくなります。需要が高ければ、将来的には託児施設にすることも視野に入れています」。このほか、マッサージルームやカウンセリングルームなども設置して、従業員への支援体制を強化している。以上のように、フューチャーアーキテクトの新オフィスは、実務に直結する部分はもちろん、従業員が「健康を保ち、やりがいをもって働ける会社である」と感じられる点でも、名実ともに働きやすい環境が確保されているのだ。
>>> フューチャーアーキテクト株式会社のレイアウト図
レイアウト図
会社データ

text by 竹内太郎
photo by 片岡正一郎