デザイナーズマンションに手を入れてオフィス機能を整備
コントロールプラス株式会社
会社紹介
Webサイトの企画制作や情報サイト運営を手がけているコントロールプラス。設立時のメンバーは5人で、当初は別企業のオフィスに間借りしていたが、従業員増にともない2005年10月に自社専用のオフィスを構えた。当時は事業規模や人員がどの程度拡大するかが読めなかったこともあり、オフィスビルに比べて、比較的退去や借り増しが容易である事務所利用可能な住宅物件に注目。デザイン性や居心地の良い執務環境なども重視して、メゾネットタイプのデザイナーズマンションを選択した。原状回復可能なレベルで手を入れてオフィス機能を整えつつ、居心地の良さやスタイリッシュさも兼ね備えたオフィスの様子をご紹介しよう。
>>>企業然とした体裁を整えたエントランス
エントランス写真  現在、コントロールプラスは同じマンション内で2世帯分の住居を賃借している。「移転後も従業員が増えたため、2006年に借り増ししました。4-5階のほうは応接・会議用に、6-7階のほうは執務スペースとして使い分けています」(コントロールプラス代表取締役社長・村田マリ氏、以下同)。写真は、パブリックスペースとして使っている4-5階部分に設置してあるエントランス。「実は、ドアを入った正面部分は造り付けの収納で、靴入れの上部は飾り棚になっていました。その寸法に合わせてサインパネルをつくってはめ込んだんです。それだけで、ずいぶん雰囲気が引き締まって企業らしさを演出できたと思っています」
>>>カジュアル感覚を意識した打ち合わせスペース
大会議室 小会議室  4-5階は、前述のとおり応接・会議用に使っている。5階のリビングが大会議室(上写真)で、4階の個室が小会議室(下写真)。テーブルやソファの色・材質は、コンクリート打ちっ放しの壁や無垢の木材を使ったフローリングという内装に合わせて選んである。「私たちが手がける事業は、発想力が命。そして、打ち合わせや会議では、カジュアル感覚で臨めるほうがいいアイデアが出ると思うんです。そこで、物件の持ち味を生かして住まいのリビングのようなスペースにすることを心がけました」。ビジネスパートナーやクライアントにも好評で、休日には他社メンバーを交えた勉強会にも開放しているという。「特にクライアントとの打ち合わせの場合、本来はこちらから出向くのが筋なのですが、先方のご希望であえてご来社いただくケースも多いですよ」
>>>従業員が一体感を持って仕事に臨める執務スペース
6階執務スペース 7階執務スペース 吹抜け部分  6-7階は、執務スペースとして使用。6階部分にはメディア事業部(上写真)を、7階部分にはクリエイティブ事業部(中写真)を配置している。「7階部分は、もとは吹抜けでした。ただ、後からでも梁を渡せるように設計してあったので、床面を増設したんです」。それを示すのが下写真。一部、吹抜けが残っているのがお分かりいただけるだろう。「結果論ですが、上下が完全に分断されなかったことで、ちょっと大きな声を出せば会話もできる(笑)。従業員同士がお互いの存在を感じ取れることも大切だと考えていますので、好都合でした」。なお、什器類は白で統一。洗練されたイメージになっている。「デザインセンスは、事業の成否を握る重要な要素です。リラックスできる居心地のいい環境づくりとともに、デザイナーの感性を刺激するような雰囲気づくりを目指しました」
>>>日常的に利用しているキッチン
6階キッチン  コントロールプラスのオフィスには立派なシステムキッチンが設置されている。普通の企業だと過剰設備になってしまうところだが、同社では日常的に利用しているという。「給湯室として使うほか、ここで食事をつくる従業員もけっこういるんですよ。“○○をつくるけど食べる?”なんていう会話も普通に飛び交っています」。住居仕様の物件に入ったことで、従業員間には本物の家族のようなつながりが生まれたという。「実をいうと、借り増しを検討した際には、再度移転するという案もありました。ただ、みんなに出ていきたくないといわれて、愛着を持ってもらえているんだなあと実感しました。今後、移転することがあっても、家庭にいるような居心地の良さは再現しようと思っています」
>>>コントロールプラス株式会社のレイアウト図
レイアウト図5 レイアウト図7
レイアウト図4 レイアウト図6
会社データ

text by 竹内太郎
photo by 木内 博