執務スペースをスクエアにとれる物件を選択
株式会社コネクティ(Connecty)
会社紹介
ネットワークを中心としたシステム開発を手がけるコネクティは、約4.5畳の小オフィスからスタートしたIT系企業だ。設立以降、数度の移転を経て、2008年8月に現在のオフィスに入居。山手線沿線の駅から徒歩10分圏にあること、一定期間以上移転せずに済むよう、以前の倍以上の広さを確保できること、社長の目が全社員にとどくようなスクエアな執務スペースを確保できることなどを条件に物件を探し、現オフィスに落ち着いた。従来は不十分だった空間内の自由度や連帯感、コーポレートアイデンティティの表現などを見直したというオフィスの様子を見てみよう。
>>>大きく生まれ変わったレセプションスペース
レセプションスペース  エントランスを含めたレセプションスペースは、以前から大きく様変わりした部分のひとつだ。「以前はスペースが狭かったこともあり、受付用の電話を置いただけの無機質なつくりでした。今回は広くとることができたので、当社らしさを表現しようと」(コネクティ経営サポート室コーポレートフェロー・富田新氏、以下同)。そこで、社名ロゴを入れたパネルにはコーポレートカラーを配色。自由で柔軟な姿勢を表現するために曲線を取り入れてある。
 目を引くのが、パネル背面に置かれたビリヤード台。「遊び心も大切だということで、以前から社長が熱望していたんです。今回の移転で、ようやく実現できました(笑)」。ちなみに、単なる飾りではなく、休み時間に社員がプレイしているとのこと。
>>>従業員がレイアウトを考えた執務スペース
執務スペース1 執務スペース2  以前のオフィスでは執務スペースが2フロアに分かれてしまい、一体感に欠けていたという。そこで、新オフィスではワンフロアに全社員を配置し、全体を見渡せるようなスクエアな空間を確保することにこだわった。
 ユニークなのは、座席配置。本ページ最下部に掲載しているレイアウト図と見比べていただきたいが、写真は上下いずれも同じ執務スペース内の一角だ。「今後の社員増にも対応できるよう、執務スペースはかなり広めに確保したんですね。現状では余裕があるので、グループごとにスペースを配分して、自分たちが使いやすいようにレイアウトしていいということにしたんです」。着座したままですぐにミーティングできる配置(上写真)や、個人の作業に集中しやすくしておき、座る向きを180度変えるだけで打ち合わせに移行できる配置(下写真)などが、ひとつの空間に共存しているわけだ。レイアウトは異なるものの、仕切りがないためグループの一体感と全社員の一体感をうまく両立できている点でも秀逸なアイデアだといえそうだ。
>>>気持ちを切り替えやすいリフレッシュスペース
リフレッシュスペース  執務スペースの端には、例外的にパーティションを置いてリフレッシュスペースを確保してある。「以前のオフィスにもあったのですが、社員が増えてきて潰してしまったんです。なくしてみて痛感しましたが、煮詰まったときに頭を切り替える場というのは思った以上に重宝するんです」。そこで、新オフィスでは改めてリフレッシュスペースを確保。就業中の社員の視線を気にせずに済むよう。ここだけは仕切りを設けてある。「今思うと、完全な個室にして、執務スペースの外に配置するのが理想だったと。これは、次の移転時の課題ですね」
>>>用途を考えて拡充した会議室
会議室 応接室  以前のオフィスでは、スペースの関係で多目的の会議室が1室あるのみだった。「当社では、全社員が参加する会議の頻度が高いんです。また、お客様を招いてセミナーを開催することも多くあります。このため、広めの会議室を確保し、それ以外に来客の応接用に使える会議室を設置しました」。以前は社員同士のミーティングでも会議室が使われていたが、先に触れたとおり、社員同士の打ち合わせは執務デスクから離れずに実施できるようになっている。また、執務スペース内に大きなテーブルを置いていることもあり、各種打ち合わせに対応できる体制が整っているわけだ。
 以上のように、コネクティのオフィスは、移転前よりもさまざまな点でグレードアップしている。「従来の移転は、社員が増えて手狭になったことを解消しただけでした。でも今回は、快適さや自由な社風、全社の一体感などを各自が実感できる移転になったと思っています」
>>>株式会社コネクティ(Connecty)のレイアウト図
レイアウト図
会社データ

text by 竹内太郎
photo by 片岡正一郎